多種多様な宗教

オーストラリアは移民を多く受け入れている多民族国家です。

ゆえに故人の信仰していた宗教、宗派もさまざま存在しています。カソリックやプロテスタントといったキリスト教、ユダヤ教、ギリシャ正教、イスラム教、ヒンズー教など、墓地の案内板を見るとよくわかることが出来ます。

永住権をもつ日本人も少なくないことから日本人の共同墓地もあり、お葬式はもちろん、それぞれの宗教のやり方に従います。

でも、多様性を受け入れてきた国なので、葬式のマナーが自分と異なるからといって特に大きなトラブルは滅多にありません。

違いを受け入れる寛容さがオーストラリアにはあるのです。

お墓の周りでお葬式

機会があって、オーストラリアのキリスト教式のお葬式に参列しました。
屋外にあるお墓の周りに参列者が集まり、神父さんのお言葉を聞く。生前の故人を偲ぶ内容であり、日本のお寺でのお坊さんと似たところがあります。

たくさんの花で飾られた祭壇もりました。
日本は白中心で、華やかな色の花は見られないが、こちらはピンクあり黄色あり、ともかく明るい色が多い。
お国柄の違いを感じることができます。

服装に統一感なし

参列者の服装もさまざま。
日本のようなお葬式用の礼服を着ている人は男女とも少ない。

まず、洋服店で黒の礼服は売っていません。
女性が赤や青の目立つワンピースやスーツを着ていることもあります。
正装ならまだまし。Tシャツにジーンズという極めてラフな服装の人や露出度の高い人もいました。
日本では考えられないことです。
でも誰も目くじら立てることをしないから、さすが自由で気取らないオーストラリア、と思ってしまいます。


お香典がない

ご存知の人もいるかもしれないが、お香典は集めません。
場合によっては、遺族が記念品を配ることもあったがこれは稀なケースです。

ほとんどは簡素なセレモニーになっています。
葬式後、近くの公民館的な場所でパーティーが開かれ、ワイン片手に歓談。この辺りの習慣は日本と似ているかもしれません。

ともかくお葬式は各国の文化が表れ、覗いてみると案外興味深いものです。